PVD ペトロベトナム・ドリリング

思いつくままに

原油・ガス生産状況2022年をベトナムリグ・採掘会社PVDから読み解く

20205/13 ReV A Rig関連情報追加

現在、世界の株式市場が暴落しています。インフレになっているため、米国は金利の引き上げをはじめ、世界の世界の大規模な金融緩和の逆戻しが開始しました。(日本除く)

インフレの大きな原因のひとつが原油価格であり今後の相場を占うでしょう。過去に分析したベトナムの企業、ペトロベトナム・ドリリング(以下PVDと呼ぶ)のAnnual Report 2021より、同社の環境がどうなっているか、採掘する上の制約や変化や生産(増産)したくても出来ていない状況の背景は何かを探ってみました。以下をご紹介します。さくっと知りたい人は「結論」だけ読んで下さい。

それ以降は、ベトナム事情なども若干の補足をしています。なお、欧米に比べて小規模な会社かもしれませんので、あくまでローカルな話かもしれないとお捉えください。

業界についてはあまり知識はありませんが、父親が石油化学の会社で戦後から、プラントエンジニアをしていてエチレンプラントの話や事故や公害対応等の話など戦後復興や海外交渉・技術導入等の話を子供の頃から聞いて見学もしていたので、親近感があり、興味を持って原油関連の情報入手しています。

・結論

・ペトロベトナム・ドリリング PVDは何の会社か

・PVTの株価

・2021年のAnnual Report~原油や天然ガス採掘上の制約や今後の見通し

・その他気づき事項

 

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結論

2021年は、コロナの影響で、石油およびガスの探査および生産活動用の掘削リグの状況を改善することはできなかった。人の移動制限や各種規制、受入国のスタッフ不足、機材輸送の障害が関係している模様です。

・Covid-19の広がりを防ぐための政策により、石油およびガス会社は掘削プログラムを2021年から2022年に移行すること(先送り)を計画してました。(2021年7月末で、東南アジアでは33/60のジャッキアップリグしか使用されておらず利用効率は約55%。余剰のリグは、コスト上大きな競争圧力がある。)

・3つのリグを海外に持ち込んで長期の掘削キャンペーンを実施することに成功

2022年の見込みは、まだ多くの不確実性があります。Covid-19の新株が出現する前に、高インフレと困難サプライチェーン、ウクライナの地政学的緊張も要因など。2022年にはまだ多くの課題があると予測。

2022年5月4日のニュースで、「多くのリグは機能していませんが、第1四半期はまだ750億ドンの損失を報告しました。リグの供給過剰の状況は依然として続いています」=>何か、運営上の問題があるようです。原因が不明のため、IRに確認中。

 

 

ペトロベトナム・ドリリング PVDは何の会社か

ベトナム内外で油田、ガス田の採掘リグや関連サービスを提供しています。PV DrilingとPVD Driling INvestmentの部門があります。ホーチンミン本社です。

この会社には投資しませんでしたが、2010年に実施した、過去の分析では、中期的に確実な利益成長見込んだ★★★評価を以下のように、してました。

リグのリースが主で、原油価格が上昇すると売り上げ、利益も上昇します。

メモ:当時、エネルギーの今後の使用可能年数は以下と個人的に、整理してました。
石油: 40年
天然ガス: 60年

会社に対する自分の投資対象としての評価としては、総負債の対純利益比率が2013年で3.8で大きく自分の投資基準外でした。大きな資金が必要なためでしょう。

売り上げ、純利益とも、2008から2013まで上昇トレンドですが、+10%は毎年ないのでここも、投資対象外にしてました。この時勢いのあるベトナムの会社は+20%/毎年であったためです。

粗利益率は、上昇トレンドで2013年には35.5%でした。ぎりぎりいい値と評価してました。

補足:ベトナム企業の経営者は、一般的にロシアで勉強している人がトップの人が多く投資家人気会社の役員にはビジネススクールなど西欧で勉強し、西欧の会社で活躍した人を取り入れる事が多いです。

会社の特徴「石油とガスの掘削請負業者になり、信頼できる一流の石油とガスの掘削技術を提供する」世界のサービス」。

20年間の設立と開発により、掘削は常に努力し、すべての課題を克服し、常に技術を習得して革新しというビジョンを実現してきました 。

 

PVTの株価

まずは会社の株価を見て株価から状況をざくっと評価しましょう。

PVT chart - 原油・ガス生産状況2022年をベトナムリグ・採掘会社PVDから読み解く

 

 

NASDAQと連動して、少し連動して2020年4月から下落ですね。

ベトナムの企業は、東日本大震災など、世界の株価が下げた局面でも耐性があったのですが、今回はそうでもないようです。原油関連なので価格上昇とともに株価も上がっても良さそうですが米株指数つれ安のようです。

 

2021年のAnnual Report~原油や天然ガス採掘上の制約や今後の見通し

以下、サイトから確認しました。(Annual Report は以降ARと呼ぶ)

引用

https://www.pvdrilling.com.vn/

ベトナム優良企業は英語化している優良企業も多いですが、何とここはベトナム語のPDF(涙)。以前やった方法で翻訳対応して抜粋しながら確認してみます。日本語翻訳が少しヘンで、一部自分の意訳も不正確な所があれば申し訳ございません。

売り上げ等

 

過去4年と、過去四半期のものをもってきました。

引用: https://s.cafef.vn/hose/PVD-tong-cong-ty-co-phan-khoan-va-dich-vu-khoan-dau-khi.chn

fbb9ce2ad8cd20bc643cf8b319ceaa25 - 原油・ガス生産状況2022年をベトナムリグ・採掘会社PVDから読み解く 8a4de23c0d718868f8337d052a593bba - 原油・ガス生産状況2022年をベトナムリグ・採掘会社PVDから読み解く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去4年を見ると、コロナ前の2019年の総収入がなぜか急激に落ち込んでいます。粗利益率も0%近くと異様に低い水準です。過去は30%あったのに比べてです。

四半期を見ると、ROA, ROEはやや増加傾向ですが、純利益率と粗利益率は0に近く、低いまま。原油価格2021年は大体50-80で、コロナ前より少しさがった程度です。原油価格がマイナスになったのは、コロナ発生直後の2020年4月ですのでこの影響はないはずです。

経営状態は2010年と比べ悪化しています。

原油や天然ガス採掘上の制約や今後の見通し

ARから主要点ピックアップ(訳修正含む)しながら解説です。解説箇所は背景薄い赤の部分です。

掘削需要2021年は、コロナの影響で、石油およびガスの探査および生産活動用の掘削リグを改善することはできなかったです。

冒頭で経営者が以下のように伝えてます。

「PVDRILLINGV(リグあるいはプロジェクト名)の再起動の完了るブルネイ市場で最初の長期掘削キャンペーンを実施する上で、掘削の重要な前進を示しました。最も重要なことは、PV DRILLING Vリグを稼働状態に戻すという困難なプロセスの間、PV掘削は常に好ましい状態を作り出し、Covid-19パンデミックの状況でスタッフが最も安全な状態で作業できるようにすることです。政策によりシフトを変更できず、2021年4月から2022年1月までPV DRILLING Vリグで継続的に作業しなければならなかったリグ役員と労働者の苦労と貢献に常に感謝し、感謝します。他の国の旅行も制限してる環境で。 2021年に全会一致で課題を克服してくれた従業員に感謝し、リグクルーやその他のサービスの効率的で安全な運用を維持し、株主総会で承認された2021年の事業計画の完了を支援しました」

 

ベトナムの企業のAnnual Report(以下ARと呼ぶ)では、優良企業は従業員への感謝を表しています。昇給なども積極的に行うことが多いです。この記述をみると、2021年は、コロナの状況で移動制限などがある中での運営は厳しかったようです。

 

「新しい通常の」状態での柔軟な適応により、政府は2022年の新年を迎えることを望んでいます。多くの成長ドライバーがあります

Covid-19の広がりを防ぐための政策により、石油およびガス会社は掘削プログラムを2022年に移行することを計画しています。

2021年は、石油およびガスの探査および生産活動用の掘削リグの稼働状況を改善することはできません。現時点での冗長リグは依然として高く大きな競争圧力がある。IHSの情報筋によると、2021年7月末現在、東南アジアでは33/60のジャッキアップリグしか使用されておらず、利用効率は約55%にすぎませんでした。

COVIDにより、困難難が生じました。生産および事業活動に直接影響を及ぼしました。しかし、取締役会と全従業員は、ベトナム石油ガスグループ(PVN)の仲間とともに、撤退を拒否し、困難を克服し、課題を解決するために柔軟かつ弾力的に努力しました。

 

2021年は、コロナ感染継続でベトナムでも厳格な感染対策の要請で企業負担が増幅

https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2021/1001/d319941b4ad39ab8.html

引用: jetro

 

 

ベトナム市場では、掘削プログラムは多くなく、掘削時間は短く、主に2021年の第2四半期から第3四半期に焦点を当てています。昨年の2021年、Covid-19の流行の影響により、ベトナム経済のあらゆる面で困難が生じました。生産および事業活動に直接影響を及ぼしました。

3つのリグを海外に持ち込んで長期の掘削キャンペーンを実施することに成功しました。 2021年の輝かしい点は、封鎖命令によって引き起こされた困難にもかかわらず、投資の完了と新しいDESクラスターのPV DRILLING Vリグ本体との統合の成功、およびPVDRILLINGVリグの再起動の完了です。

シンガポール、受入国のスタッフ不足、機材輸送の障害。最も重要なことは、PV掘削は常に好ましい条件を作り出し、Covid-19の流行の複雑な進展の中でスタッフが最も安全な条件で作業できるようにすると同時に、多くの実践的な行動をとることです。

日本(JDC)でDTRS機器をリースし、マレーシア(Schlumberger)でDTRS機器を供給します。日本の顧客にマッドタンク製造およびマッドポンプ変換サービスを提供しています。

石油・ガス産業だけでも、原油の価格はすでに100ドルのしきい値を超えています。/barrel価格は 2022年の初めに、2021年よりも高いレベルにとどまると予測されています。これは良い前提であり、石油およびガス会社がより強力な掘削プログラムを展開するよう促し、多くの機会をもたらします。PV掘削のリグにとってより有利です。

安全で効果的な掘削キャンペーンを成功裏に実施し、すべての顧客の要件を満たし、サービスを提供する能力を絶えず改善し、国際市場でのブランドの評判を確認し、「ポジションを主張する-しっかりと手を差し伸べる」という計画の強固な基盤を構築することにより、地域の掘削市場"2022年以降。安定した事業運営と国内市場シェアの維持という目標に加えて、2022年にはPV掘削は海外サービスの開発を促進します。さらに、新しい坑井エンジニアリングサービスの開発を強化し、適切な再構築ソリューションを展開し、実装状況を確認します

プログラムや計画に至るまで準備したものと、高い意志、決意、トレーニングを持ったリーダーと従業員のチームの知識、スキル、経験を備えています。形成と開発の過程で、PVは掘削は間違いなくしっかりと信じ、課題を克服し、設定された目標を克服し、2022年の目覚ましい成果を達成し、皆様へ投資家、パートナー、顧客の皆様、 何よりも、「ベトナムの石油・ガス掘削業界のパイオニア」に最善を尽くします。

海外事業展開は、アルジェリア、シンガポール、ミャンマー、マレーシア、ブルネイ

掛け声だけになってないか、具体的に数値で2022年のアウトルックをしめしたものは発見できなかった。大量のベトナム語だったので見逃しはあるかもしれない。

経営陣の確認

ベトナムは社会主義国なのでロシアとの関係が深く、レニングラードなど、ロシアの大学でまなんだ人がすくなくありません。会社も国との関係がずぶずずぶに、深いです。ただ、投資家目線でみると、経営陣に西欧の大学やビジネススクールや西欧一流企業で働いた人がいるかをみています。なお、PVTはARがベトナム語なので、あまりいない気がしますが、調べた結果、各役員の情報がありますが、

役員に、フランスで1991年に燃焼の博士号をとった人一人いました。この方は、経済の学士も2007年にとってます。1957年生まれです。

それからオーストリアの大学のマスター。(財務関連)

それだけです。西欧企業でマネジメントされていた情報はありませんでした。西欧人を役員に入れている会社と比較すると、人脈や最新式マネジメント等の面で少し寂しいです。

 

その他気づき事項

その他気づき事項ですが、ARで、2021までの融資は微増していて活動は広げようとしています。687ece0ce9f73a07fbb83ecd4b90def2 - 原油・ガス生産状況2022年をベトナムリグ・採掘会社PVDから読み解く

 

 

稼働リグですが、2021年には平均3.2リグが稼働していましたが、2020年には合計4リグのうち3.0リグでした。

021年は、次の年に成長の機会をもたらす勢いになります。
新しい掘削装置クラスター(DES)の建設への投資は予定通りに完了しました。トラスボディリスタートワークPV DRILLING V(TAD)掘削も完了し、リグはシンガポールに牽引され、DESとの統合に成功しました。
PV DRILLING Vは、このプログラムでブルネイで初めて掘削サービスを提供できることを非常に誇りに思っています。
ブルネイシェル石油会社SdnBhd(BSP)の掘削プログラムは、2022年1月末から正式に運用されました。
少なくとも今後6年間、PV掘削に安定した収益をもたらします

PVDRILLING11陸上掘削リグは、1年間続くと予想されるBRSフェーズII掘削プログラムのために正式に実装されています。
ほぼ2年間無可動だった後、2021年8月の初めからGBRSのためにアルジェリアで1年。

リグまとめは、以下2021年

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2022年に向けての見込み

それでは、2021年時点で2022年に向けての見込みはどうだったのでしょうか? ARによると、

世界経済は良い変化を遂げると予測されています。
2022年よ​​りも、しかしまだ多くの不確実性があります
Covid-19の新株が出現する前に、高インフレと困難
サプライチェーン、ウクライナの地政学的緊張も要因です。
アンカーオイルの価格を高くすることは、コショウの価格指数に大きな影響を与えます。
消費、インフレは回復の勢いに悪影響を及ぼしたパンデミック後の世界経済は変化を予測。以前に中断または延長された石油およびガス開発プロジェクトへの投資進捗。ただし、2022年にはまだ多くの課題があると予測されています
石油とガスの探査と生産はまだ活発になっていない。
世界の石油価格は現在、石油・ガスサービス業界の運営による認識と困難のため。

PV掘削については、石油価格が高水準で上昇しているが
過去数年間で最も多いが、2022年の予測はまだ
状況を改善できないことによる多くの困難と課題
不完全雇用と低サービス価格だけでなくエピデミックの予測不可能な変化。

生産および事業計画の目標
2022年
ワークロードとサービス単価はまだですが改善されました。PV掘削の管理は継続されます。生産活動の管理と運営に引き続き努力するビジネス、就職活動の増加、回復努力、負債、財務管理を強化し、
引き続きコスト削減ソリューションを積極的に実施し、連結歳入目標達成による予算管理47,000億ドンで、2022年に利益を上げるよう努めています。

稼働リグ予定の図などは発見できず。2022のコロナ関連等による事業運営の困難さ述べています。

 

なお、現時点での実績について売り上げのデータなどはないので増減はわかりませんが、以下のニュースがありました。

「PVDrilling(PVD):多くのリグは機能していませんが、第1四半期はまだ750億ドンの損失を報告しました」

2022年の株主総会で、PVDのリーダーは次のように述べています。「この期間、無職のリグは2.5ありました。幸い、昨年と比較して、Vietsov Petroには3つの外国リグと1つのメンテナンスリグがあり、キャッシュフローを確保するのに役立ちます。

2022年、SSI Researchは、作業負荷と1日の家賃の上昇により、PV掘削の収益が前年比で60%増加すると予測しています。毎日の家賃がブレークイーブン(約53,000ドル/日)を超えて開始するため、2022年の粗利益率は2019年のレベルに戻ります。2022年の税引後利益は、2021年の安値から前年比637%増加すると推定されています。

ただし、PV Drillingの経営陣は、今年の計画ではそれほど楽観的ではなく、連結収益は47,000億ドンで、2021年の実施と比較して9%増加し、損失はない見込み。(連結)。親会社の税引後の期待利益は450億ドンです。

この計画は、石油・ガス市場、特に掘削市場の予測に基づいて作成されたものであり、依然として困難であり、流行は予測できず、国内の掘削プログラムは多くないと推定され、リグの供給過剰の状況は依然として続いています。低水準で高額、リグレンタルやその他のサービスの単価は低額です。

株主総会の議事録も調べてみました。うまくいない原因は何でしょうか?

情報入手したら改定します。

リグの機能と運用が、何か運営上問題があるようです。

以下、ふたつのニュースがありました。

https://en.vietnamplus.vn/drilling-company-to-spend-1371-million-usd-into-new-equipment/227499.vnp

https://en.vietnamplus.vn/pv-drilling-jackup-rig-to-operate-in-vietsovpetros-five-wells/224499.vnp

元サイト

https://en.vietnamplus.vn/tags/PV-Drilling.vnp

 

 

これらを見ると両方とも海外向けであり、片方はロシアとの合弁会社が関係している。移動が他国なので距離がかなりある。

1371万米ドル(約16億円の機会と設備の購入、もある。

「ベトナムはまだ現地請負業者の保護に関する方針を採用しておらず、海外でのサービス提供が困難であるため、国内の掘削サービスサプライヤーは激しい競争に直面しなければならないと述べた。」

2020年8月以降、ベトナムと東南アジア地域での今年の石油掘削の入札数は少なくなり、この地域の61基のジャッキアップリグのうち26基が失業しているとのことです。

 

考察 サプライチエーンの問題や海外相手国との調整・協議、しかもリグと移動先の距離も遠いことから総合的に一連の作業に、かなりの日数がかかっているのではないか? と推察する。過去には石油技術者不足との記事も見た。脱炭素可の流れで、人材増もしにくいのではないか?

まとめ

石油・ガスの採掘リグや関連サービスを行うベトナムの会社ペトロベトナムドリリングについての今までの実績と2022年5月時点の現状の制約を調査しました。

いずれもコロナの影響が大きく出ていて、5月にはまだリグが運用できてない状況です。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。投資は自己判断のもと、自己責任でお願いいたします。

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