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オプション取引実績

2020年の米株オプション取引の実績と反省~ABC分析

2020年の米株オプション取引をすべて終了しました。

今年は米株のオプション取引を開始してから本格的に実施した2年目。

開始から新型コロナによる7年に一度級の大暴落、全降り、コロナ対応の銘柄に変更、より高利回の追求、Pythonによるバックステストやモンテカルロシミュレーションなど対応も多数ありました。

確定申告用データもFirstrade分について終了しましまたので、実績整理と反省をABC分析などをもとにしてみました。

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今後の反映事項

結論として、今回得られた知見からの反映事項は以下です。

  1. カバードコール/Cash Secured Putについては、この戦術中心で十分な利益が出る。
    ・IV低い銘柄は除外する。
    この戦術中心で十分利益が出るのでCall買いなど他の戦術はよほどの確信と長期的取り組み姿勢がある場合を除いて実施しない。
  2. サービス利用や長期の有意性について分析に時間をかけた物は、総じて利益が大きい。外したものは中途半端な継続的でない投資の場合。
  3. 原資産(銅など)の相場が右肩変動の場合、その理由を調べ、将来を予測し関連株を選ぶ。
  4. IVが300以上など高い銘柄を発見し、論拠調査を行い、短期決戦する。
  5. 短期テーマに乗った優良人気銘柄選択をする。LEAPS Call買い又は短期のCall買いあたりはずれがあるので、よっぽど確信と長期保有意思がない限りしない。
  6. サービス利用していて株価の予測がしやすいが、継続性のない中途半端な取引はしない事。途中の下落で降りる位なら始めない事。
  7. 株価が暴騰する前の投資は確信を持って継続投資できるほど分析する事。
  8. たいして調査せず口コミで何となく投資しない事。

 

成果のあるA評価とだめだった最低ランク評価の銘柄の特徴

すべての銘柄前に、オプションの損益と、付随するアサインされた株式の損益をもとにトータルの損益を出して、ABC分析をしました。

取引銘柄は61で、少ししか取引してないものもありますので損益にインパクトのあるもの中心に、反省をしたいと思います。なお、以下の表の数字は表現しやすいように換算していますので、実際のドルや円ではないです。

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この表で総合損益は、右の欄のOptionの利益と、付随するアサインされた株利益をたしたものです。

そして、LEAPSを使ったCall買いの評価をするために、その割合も示してます。また実際その企業のサービスを利用しているか否か、また特筆する分析をした場合は、備考欄にその記述をしています。

緑の色の物は、カバードコール(カバコ)/Cash Secured Put(CSP)対象銘柄です。

A評価5つを概要評価してみます。

FCX・・・銅相場だけ右肩上がりなのを発見して、理由を後付けで知り、強気でPositionを組んで継続的にカバコ/CSPをした。価格上昇の法則と論拠を調べたのが良かった。

QS・・・IVが300以上であり、EV関連で年末に発見して短期参入した銘柄。その後暴騰していったが、積極的に売買した。高IVと論拠調査、積極売買が良かった。

ZM・・・コロナ対応銘柄。LEAPSや現物株の利益大。短期テーマに乗った優良人気銘柄選択とLEAPS Callの威力があった。

EBS・・・コロナ対応銘柄。短期テーマに乗った。人気銘柄に乗りLEAPSも使用。

BNTX・・・コロナ対応銘柄。LEAPSはなし。初期の波動に短めのCALL買いで利益。

 

逆にダメだったワーストケースは以下です。

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NVAX/AMTA・・・対して調査せず口コミで何となく投資してしまう。

TSLA・・・株価が暴騰する前の投資。確信を持って継続投資するほど分析していなかった。

PYPL/TWTR・・・サービス利用していて株価の予測がしやすいと思ったが、継続性のない中途半端な取引。株価は凸凹あるが右肩上がりの1年。途中の下落で降りてしまった。

 

Cash Secured Putとカバードコールの成績

次にCash Secured Putとカバードコールを繰り返した銘柄、つまり定期的な収入となる、Option収入のメインの取引はどうだったでしょうか?

A評価 FCX, QS
B評価 GPRO
C評価 JMIA, DOW
マイナス ROKU

ここで正直長期的に確信を持っているのはFCXとROKUです。QSはIV狙いです。

成績としては幅広く分布してます。

もう少し実際の取引を見てみると、

・JMIA IV高く決算までの1ヵ月の取引で、決算内容により投資を辞めたので、やり方として良い。利益も多少出た。
・DOW・・・安定利益は出たが、低IVのため、成績は良くもなく。株価は凸凹しながら右肩上がり。今後低いIV銘柄は除外すべき。

・ROKU・・・IV高く、株価も右肩加速上がり。但し、コロナ前から保有しているため、2月の暴落でやられる。また、カバコ/CSP以外にCall買いで損している。

 

まとめると、
・IV低い銘柄は除外する。
・Call買いなどは行わないように安定利益を目指す。

 

まとめ

2020年の1年間の米株オプション取引をABC分析し、反省と今後の反映事項をまとめてみました。

後半10月からは、カバードコール/Cash Secured Put中心にしたため、継続的に大きな利益が得られました。

基本はこの路線であり、よっぽどの機会が現れた時のみ他のオプション戦術やCall買いが良いと考えてます。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。投資は自己判断のもと、自己責任でお願いいたします。

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