2022/5/18
ブロードコム(AVGO)は、半導体関係の企業です。現在の株価は、608$で、今後上昇シグナルと米国では良く見られてる、Cup with Handleを形成しそうとの事で優良企業だという話を毎日モニタしている、IBD* ライブで聞いたので、興味を持ち、これから長期投資対象となるか、今から買えるかを判断するために、分析してみました。
* IBD( Invester Business Daily) , Twitter上で場が閉まってから毎回レビュー動画を出している。
・IBDの記事と現在の相場
・AVGO 銘柄の評価
・競合
・今後の買い方
についてまとめました。
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IBDの記事と現在の相場
以下がそのIBDの記事で動画も入ってます。
現時点は、早期のエントリーポイントだけど、全体の相場に引きずられて、下降するかもしれないと言及されています。なお、本日時点では、長い間下落していたNASDAQにようやく反転の兆しが見えました。
但し、金融緩和の逆のQTが6/1からいよいよ開始し、逆風が吹きます。
AVGO 銘柄の評価
長期投資する際に筆者が使用している方法で分析してみます。これは、バフエットの図書を読んで、検討して作ったものです。以下の点について評価します。
一貫した利益成長の有無の確認
長期競争優位性を評価するために確認します、最低5年です。
売り上げ、粗利益とも一定の上昇トレンドで良く年平均成長率も20%で良いです。EPSも凸凹ですが、増加トレンドで年平均成長率は21%です。★★★★(最大★5つ)
粗利益の売上比率
長期競争優位性確認のためで、粗利益は、売上から売上原価を引いたものであり、売上に対する比率が高いほど稼げる会社となっています。これは、売上に対するコストがかからない構造であることを逆に示します。コカコーラ、マイクロソフト等60%以上の高い比率です。ガイドラインとしては最低30%以上が優良と考えます。50%以上ならとても優良です。
上記データより40%以上で増加傾向です。★★★★★
総負債の対純利益比率の確認
長期競争優位性確認のため確認です。5倍以内が望ましいです。(小さいほど良い値です)
半導体関連のため、設備の投資も必要なせいか、平均で11です。毎年変化は激しいです。★
業務内容は理解できるか
まざまな半導体デバイスを設計、開発、および供給しています。同社は、半導体ソリューションとインフラストラクチャソフトウェアの2つのセグメントで事業を展開しています。
半導体は競争がし烈で、日本は一時期の勢力を失い、撤退していきましたが、Broadcomは各種製品やサービスが強いようです。現在は、特にコロナによるサプライチエーンの問題で半導体の供給不足があるため、同社には有利でしょう。
製品群があまりにも多い為、ひとつずつ把握するのは少し困難ですが、次のようなセグメントがあります。わかり易さとしては、★★★
経営者は優れているか
CEOは、Hock E. Tan氏で半導体関連の他社のCEO経験してきました。
マレーシアの中国人経営者兼慈善家です。奨学金でMITに行き、ハーバード大学でMBAを取ってます。技術、マネージメントとも強そうです。
他の主要役員も博士号を持ち、十分なキャリアがある模様です。
経営陣は、★★★★
競合
競合は製品範囲が広い為、多いですが、主要なところでは、以下であり、
現在のPEGで比較してみます。PEGはPERに成長率を加味した指標で2以下が良いとされています。
PEG = PER/成長率%
AVGOは、1.14です。
- Cisco. 2.25
- SolarWinds. N/A (成長してない年があるため)
- NETSCOUT. N/A
- Nagios. 非上場?
- Splunk. 12.06
- Riverbed.非上場
- Dynatrace. 1.79
- MICROSOFT 1.79
以上でわかるようにPEGで評価すると、AVGOは一番良いです。マイクロソフトよりも。DYNATRACEのみ1.79と低くちょっと気になりますね、ボストンのソフトウェア会社のようです。
将来性と総合評価
今までの実績などと経営数値から見ても、また会社の買収などの拡大による企業価値の向上やシナジー効果を考えても、将来性もあり、投資対象になりますが、継続的なモニターも必要です。
上記の評価の結果として★★★~★★★★
です。
今後の買い方
以上のような評価で、長期投資目的で購入したいと思います。
現在は、株価戻しの兆候がありますが、今後、QT開始や金利引き上げにつれて下落する可能性があります。ただ、金利より成長のスピードが大きいので、今から投資できると判断しました。
株価は、608$なのでオプション運用するとその100倍で6万ドル、ちょっと一度に買うには、大きいですね。また、半導体株は初めてなので慎重にいきたいです。勉強代も入っているかもしれません。4株ずつ、毎月25回に分けて、暴落した時は買い増しで実施し、100株に達したらオプション運用に切り替えたいと思います。ただ、他の保持株とのバランスの範囲なので、それ以下かもしれません。
まとめ
ブロードコム(AVGO)を購入対象か判断のため分析しました。長期投資対象としましたが、今後は各種製品群をニュースとともにフォローしていき、内容を把握しながら、投資を続けていきたいと思います。特に半導体工学をせっかく学生時代にならい、回路設計と制作もしてきたけど、それらの知識を投資に生かしたことはなかったので、投資の裾野と視野広げるためにも取り組みたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。投資は自己判断のもと、自己責任でお願いいたします。
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